おしえて№652 投稿者 くろぅさん
 レトルト食品の袋はどうやって閉じてあるのでしょうか?やはり接着剤でしょうか。
レトルトと缶詰とどちらが日もちするのですか?
matsumotoさん

 レトルト食品の定義は、合成樹脂フィルムやこれとアルミはくなどをはり合わせた光を通さない材質のパウチ(袋)または成型容器を用い、内容物を詰めて完全に密封(ヒートシール)し、加圧加熱殺菌(レトルト殺菌)を行った袋詰または成型容器詰食品のこととなっています。袋のとじ目は、熱を加えることで2枚の合成樹脂フィルムの表面を溶かして貼り合わせます。

 日持ちについては、レトルト食品が数ヶ月からせいぜい1〜2年なのに対して、缶詰の場合、130年前の物が問題なく食べられたという記録があるように、一般的には缶詰の方が長期保存が可能です。
参考URL:「Cucina Farina Library 知って得する缶詰・レトルト食品のお話」
http://www.nisshinseifun.co.jp/cucina/lib/06.html
「缶びん詰レトルト食品Q&A」http://www.jca-can.or.jp/qanda/qa_00.htm
乱気流さん

 レトルト(パウチ)食品の容器として一番使われている耐熱性積層フィルムは、「外層・ポリエステル(PET)/中間層・アルミ箔(AL)/内層・無延伸ポリプロピレン(CPP)」の三層式構造になっているのが一般的です。四層式でも最内層はCPP等のポリプロピレン等が使われる例が多いようです。

 内容物を入れた後にパウチ(袋)容器の口を塞ぐには、容器の口に「約1秒前後」間に「約2kg/1c㎡」の圧力で「約180〜230℃」の熱を加えることで、各々内側で接している耐熱性積層フィルムの無延伸ポリプロピレン(CPP)部分同士が熱溶融して接合させる方法がとられています。ですから特別に接着剤が使用される訳では有りません。
 素人目には、溶け出したプラスチックが内容物に混入しないのかなぁ?なんて心配しますが、この熱溶融はヒートシールと呼ばれる確立された密封方法のようです。

 話は前後しますが、通常パウチ(袋)容器はCPP側を内にした耐熱性積層フィルムを2枚重ね合わせて、上記と同等の方法で4辺のうち充填口を除いた3辺を熱溶融して事前に接合させています。
参考URL:ハウス食品/レトルトパウチ食品とは
http://www.housefoods.co.jp/openhouse/pepmil/guidebook/towa.htm
ハウス食品/レトルトパウチ食品の製造工程
http://www.housefoods.co.jp/openhouse/pepmil/guidebook/seizou.htm
 
 社団法人日本缶詰協会のQ&Aでは、ふつう室温(約15〜25℃)で貯蔵した場合の賞味期間は、缶詰で約3年、レトルト食品で約2年となっています。レトルト食品の具体的な賞味期限を調べてみますと、3ヶ月・6ヶ月・1年・1年6ヶ月・2年と長短が有るようです。これは、個々の内容物の変敗・安定度の差によるもので、例えば同じカレー類でも具材によって6ヶ月の長短差があったりします。但し、適切な保存法法をとれば設定賞味期間の1.5倍程度は大丈夫なようです。
 以上から日持ちに関しては缶詰に軍配が上がるようです。(上記matsumotoさんと同じURLを紹介していただきました。)

 尚、参考にならかどうかは分かりませんが、耐熱性積層フィルム自体の製造時の接着材の要否やパウチ(袋)容器に内容物を充填した時に生じる残存空気(ヘッドスペース)処理などに関する工夫の一端が下記特許庁サイトでも垣間見れます。
参考URL:特許庁 http://www.jpo.go.jp/ryutu/map/ippan07/2/2-3-3-4.htm
のんきさん ←疑問投稿者からのご推薦です。

 レトルト食品は、1950年代にアメリカにおいて缶詰に代わる軍用食料として開発されたのが始まりといわれています。その後1969年に打ち上げられた月面探査船アポロ11号にレトルト食品が積み込まれ、宇宙で食べられたことが大きな話題になりました。日本においては、1960年代の後半にレトルト食品第一号として“カレー”が登場しています。当時はまだ冷凍・冷蔵庫の普及率が低かったため、常温で流通、保存が出来る加工調理食品の開発が盛んに行われました。

 現在でも少し前までは非常食品的色彩が濃かったものですが、最近ではビーフシチュー、カレー、ミートソース、スープ、コーンポタージュ、それにおでんやお好み焼きまで、嗜好品的なものも多くなり、種類も格段に増えています。

  レトルト食品の定義については、日本農林規格、食品衛生法の規格基準などで決められていて、総合するとレトルトとは合成樹脂フィルムやこれとアルミ箔等を貼り合わせた光を通さない材質のパウチ(袋)または成型容器を用い、内容物を詰めて完全に密封(ヒートシール)し、加圧加熱殺菌(レトルト殺菌)を行った袋詰または成型容器詰食品のことです。無菌状態にあるために、長期保存や常温流通が可能なのが特徴となっています。

 これらに使用される包装材料は熱に強く、空気を通さないものが求められ、プラスチックフィルムにアルミニウムの箔を多層に貼り合せて使用されています。油脂を多く含むレトルト食品の包装には、酸素透過を抑えるため通常アルミ箔などを含むラミネート膜が使われており、密閉させるにはもちろん接着剤が必要となります。

 ロックペイント㈱では「ロックボンドJ」と「アドロック」という接着剤を使用しているそうです。
http://www.rockpaint.co.jp/home_j/business/bond/#bond1
 レトルトパウチ食品を製造している日本調味食品㈱では昭和30年よりレトルト食品を研究していたそうです。 http://www.jade.dti.ne.jp/%7Enicho/index.html
 保存年限は缶詰、レトルトほぼ同じで、乾燥させて詰めてある物は製造後5年、水分を含む物は製造後3年まで保存が可能です。 それから、レトルトとは関係ないですが、10月10日は缶詰の日だそうです。
そくらちゃん

 レトルト食品の密封方法は、内側のプラスチックフィルムを加熱によって溶着させて密封します。近頃は、自宅でも気軽に出来る電熱器のような仕掛けの機械が通販で出回っているのを見たことがあります。
 レトルト食品の容器は、耐熱性に優れ、ヒートシールによって密封したのち、120〜130℃の温度で短時間内に加熱殺菌をすることができます。アルミはくやスチールはくを重ね合せたレトルト食品の場合は、1年以上の保存ができるそうです。

 しかし、透明の容器の場合は、ふつう光線とごくわずかながら空気を通しますので、賞味期間は3〜6カ月ぐらいとみられており、食品の種類によっては、圧倒的に缶詰の方が賞味期限をのばせるものもありますが、それぞれ商品に表示されています。
(上記matsumotoさんと同じURLを紹介していただきました。)

Tsuneさん

 レトルト食品は、調理済みの食品を、アルミに樹脂コーティングされた袋などに詰め、熱で密封し、更に、高温高圧で殺菌したものです。 更に詳しいことが下記URLに記してあります。
(上記matsumotoさんと同じURLを紹介していただきました。)
 更に、缶詰とレトルト食品ではどちらが日持ちするかについてですが、これは、内容物などにより、変質、化学変化の起こりやすさが違い、一概には言えないと思います。
 いずれにしても、賞味期限を目安にして食べることがおいしくいただくコツかもしれませんね。
浜ちゃん

  レトルト食品の袋はプラスチック、アルミなどを多層にしたもので作られています。 一番内側(食品に触れるところ)の層はプラスチックです。(通常、一番外側もプラスチック) そして熱によってプラスチックどおしを融着させることにより、封をするのです。
ぶひぃーさん

  高熱・高圧力で圧着(接着ではないです)させています。どっかの食品関係のサイトに行けば見つかるでしょう。
(と、自分では決してアドレスを探さない怠け者の私〜)
くろぅさんからの感想メールです。

 一般的なヒートシール法の他に接着剤を使用した方法を紹介していただきこの点が参考になりました。また、時代背景も紹介していただいたのが新鮮でした。

 この疑問がわいた理由は、最近その1つが解明されたばかりですが、環境ホルモンとの関係が疑問になったからです。
 直接食物と接しているものが、缶詰とレトルトでは根本的に違います。製法も違います。またレトルトはそのまま加熱することが多く、熱影響も心配です。今は安全とされていてもはたして100%信頼できるのか?今の時代は薬じゃないですが気づかない副作用のあるものが多いような気がしてなりません。

 やはり缶詰の方が長持ちのようですね。昔、サバイバル漫画で「缶詰が腐ったら缶が膨らむから分かりやすい」って場面があるのですが、やっぱりレトルトも同じような現象が起こるのでしょうか?
 また、接着剤については意見が分かれたようです。中身によって違うということなのかな?
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
Tsuneさん・のんきさん・のんきさん・のんきさん・matsumotoさん・そくらちゃん・浜ちゃん・乱気流さん・ぶひぃーさん・ガウリィさん・白イタチさん・超な兄貴さん

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